ステンレスタンクは巨大な太陽熱温水器 山荘の北側の石段に南向きに並んだ37個の水槽は、山荘で使用する水が約80トン蓄え られている。 この水は、涸沢岳の頂上直下の雪渓から250mのホースで引かれている。 落差だけで1番下の段の水槽に供給される。 1日に10トン以上の水が7月初旬から8月下旬まで来る。 この水は、雪渓が溶けたばかりの水であるため、水槽に届いた時は4度C位である。 この水を直接ボイラーや洗面所に供給するには冷たすぎる。 そこで、太陽電池を電源にして各水槽を循環させることによって、山荘へ引き込まれる段 階で14度C位まで温度を上げることが出来る。 最盛期は1日6トン位の水を使用するので、この約10度Cの差は膨大なエネルギーの節 約になるだろう。 穂高の自然とエネルギー | 自然エネルギーによる発電 | 風車「太郎」「次郎」「宙太」「風子」 | 風車「太郎」のブレード | 風車「太郎」の風速15m/sにおけるローター径、ブレード枚数と発電量の関係 | 穂高岳山荘の地の利 | 大活躍するさくら(ディーゼル発電機) | ステンレスタンクは巨大な太陽熱温水器 | 穂高岳山荘の湯沸しシステム | 電気系統図
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